VOL8「都構想反対の集い」

■いま一度、都構想を勉強しよう。

フォーラムにしなりでは、第1回から第7回まで、「①人口減少問題」「②西成特区構想」「③民営化問題」「④防犯と町会」「⑤大阪市を解体していいのか」「⑥大阪市を廃止していいのか」「⑦これでどうなる大阪経済」と計7回にわたり、身近な問題や大阪市のこれからを語り合ってきました。『都構想』の住民投票にも影響がある統一地方選挙の前日(4月11日)に開催された第8回フォーラムにしなりでは、パシフィック・シアターでこれまで学んできたことをおさらいしました。

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【発題】荒木 幹雄 さん

■大阪市分割・解体『都構想』のスケジュール

①投票日は5月17日です。

②住民投票の告示は4月27日。そこから『都構想』の賛否を問う選挙運動がスタートします。

③投票用紙には、○×ではなく、『反対』か『賛成』を書きます。

④投票するのは『都構想の賛否』ではなく、『特別区設置=大阪市24区を5区に分割・解体することへの賛否』。つまり、堺市や八尾市、東大阪市、大阪府が変わるわけではなく、『大阪市』だけ変わるということの住民投票です。

⑤住民投票で賛成が過半数を超えると、『2017年4月に大阪市は解体され、5つの特別区に移行します。』

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■好き嫌いでなく、しっかり考えよう。

5月17日は『反対』と書きましょう。その理由は『都構想』が実現すると、未来はバラ色という意見が多いのですが、ほんまにそうでしたか?これまでのフォーラムにしなりで勉強したように、いまの大阪市は『政令指定都市』です。

政令市は予算・権限も都道府県並みに大きく、大阪市のことは大阪市民で決めることができます。これを政令市である大阪市と大阪府があると「二重行政」で無駄だから、「大阪市」をなくすというのが「都構想」の始まりでした。でも、お隣の堺市も政令市になりました。大阪市を5つの特別区に分割・解体して、予算・権限が小さくなる『中核市』なみにするというのは、堺市とはまったく逆の方向性です。これを『住民投票』で決めるということです。

予算・権限が大阪府に移っても、今と変わらないサービスを維持する予算をしっかりつけるとはいっても、大阪府議会のなかで大阪市選出議員は3割程度です。どの議員も自分の市町村の予算確保に必死なのに、5つの特別区に本当に配慮するのでしょうか。

そして、都構想が可決され場合の西成区は新中央区の一員になります。人口30万人以上の新中央区の議員はわずか13人。人口2万人都市と同水準です。西成区という名前も消える可能性があります。

その他いろいろありますが、これからの大阪市、これからの世代の方向性を決める大切なことなので、橋下市長が「好き⇒賛成」「嫌い⇒反対」ではなく、しっかり考えて投票してください。

■それでも「わからない」なら『反対』と書きましょう。

いくら考えても「わからない」ときは『反対』と書きましょう。実は、細かいことや自らの暮らしがどう変わるのか?わからなくて当然です。あやふやなことが多すぎて、「わからない」のです。

でも、大阪市が5つの特別区になったら、後戻りできません。だから、「わからない」なら『反対』を勝ち取って、大阪市をよくする方法をもう一度議論しましょう。

 

■次回のフォーラムにしなりは、

4月27日 18:00~ 「憲法改正と国民投票」

報告:谷元 昭信 氏

会場:市民交流センター にしなり

当日資料