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月刊なび131号より どうしようもないのなら、議会を解散したら良い
 投稿日時: 2018/01/01
 新年号なのに、また政治の話と嫌われそうだが、硬直した大阪市の制度改革議論に痺れを切らして、「いい(湯)加減」を綴りたい。
 橋下市長が人気を集めたのは、大阪市政は「非効率」、原因は「しがらみ」、結果は「財政危機」と現状を率直に訴えたからだった。そして、①民営化や統廃合等「行政改革」、②区長公選等で官僚や議会や団体の「既得権抑制」、③府と市を一つにする「大阪都構想」を提案し、賛否は相半ばした。ここまでが「前期橋下改革」。ところが、橋下市長が国政との「二枚看板」を掲げると様相は一変した。①自民党まがいの「強引な政治」が目立ち、②改革の俎板に乗せられた人々が「自己革新」に頑張っても寛容でなくなり、③橋下提案で「総合区」という国の大都市制度改革の対案を引き出したのに、都構想の住民投票にこだわった。そうして、後継の吉村市長になると、維新は議会内最大会派でも、市民の中ではもう少数派になった。ここまでが「後期橋下改革」。
 とにもかくにも、もったいない。「前期橋下改革」を継承し、「後期橋下改革」を修正するだけでも大阪市は良くなるのに。つまり、①議会で維新の「取りすぎ(その分マッチョになった)」を修正し、新しい改革志向の議員を増やす、②せっかくの改革機運を活かして議会・市職員・市民等関係者の創意を引き出す、③せめて総合区に軟着陸し、市民の政治参加の道を拓く、それで良いとボクは思う。なのに、そうは問屋が卸さない。理由は、①総合区の可否も、住民投票の可否も現在の議員が決める、②反維新の議員が前期橋下改革さえ誉めないものだから維新も譲らない、③議会がそんな偏狭な対立に終始しているから、市職員や市民活動等も率直に意見を出しにくくなっている、それが現状だと思う。こんなんだったら、議会は一回解散したら良い。橋下改革に○か×か△か、特別区か総合区か今のままか、それぞれ三択で立場をはっきりさせて市民に問うたら良い、乱暴を承知でそう思う。そうしない(できない)なら、議会で総合区の可否を決し、特別区を住民投票にかけるしかなくなるではないか。
 ボクはご察しの通り、橋下改革に△で、総合区が良いという意見なんだが、いま選挙があっても、選べる候補者がいないのではないかと心配している。ならばと、特別区も「今のまま」も論者は多いけど、総合区の論者は少ないから、「自治フォーラムおおさか」(武直樹議員等が主宰)という小さな会合(武議員には失礼?)に通い、総合区で何が変わるか(変えられるか)を勉強し、時々発信もしている。ボクが橋下さんに△なのも、総合区賛成も△みたいなもので、「いい加減」だと思われるかもしれない。しかし、○か×かに分けたがる世の中、意外と△という道は王道だと、障害者の就労支援の実例を通して、三宅嘉美さん(一般社団法人Me2)に教わった。以来、「△思考」に心がけてきた。

株式会社ナイス
代表取締役 冨田 一幸

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