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ガラシャ

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なにわ筋と鶴見橋商店街の結節点

ガラシャ

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月刊なび9号より 「福祉」の先にある「境地」
 投稿日時: 2007/09/01
 ボクは、城山三郎や吉村昭の「食」のエッセーのファンで、最近は週刊誌のコラムに登場する、糖尿病などの食卓日記なども見落とさないようになった。元来食道楽だし、メタボを気にしてるということもあるのだが、著名な作家などが、ほん些細な食材、献立に一喜一憂し、打ち明け話のように語りかけるエッセーに出会うと、思わず小躍りするような共感を覚える。そんな日は、一日中浮かれた気分になることも少なくない。歳のせいと一言で済ませたくない、ボクなりの「境地」だ。ボクは、「福祉」の先にある「境地」とは何だろうと考えてきた。西成のまちづくりが、かねてから提唱してきた「やっあげる、やってもらうではなく、やっていこうという福祉」の「やっていこう」の境地のことだ。そして、そのボクの思考は、どうも「眠る」「食べる」「喋る」の三つに収斂されてきたように思う。それぞれに「ここちよく」という形容詞を付けると、この境地が伝わるだろうか?こんなことが、社会問題のメッカ西成からのメッセージとは、あまりに「幼児化」だと一蹴されそうだが、ボクはいたって真面目に考えている。多様な住まいづくりやリフォームも、公園づくりも、まつりや音楽などのイベントも、銭湯を守ることも、レストランを誘致したのも、そんな境地に思いを馳せる一喜一憂の一幕ではなかったのか。言うまでもないが、喜びもあれば、憂う日々もあるという、まさに一喜一憂の日々、人生である。
 そして、この秋、ボクは、地域の高齢者のための、くらし組合の「食券食堂」に一喜一憂するのだろう。西成の秋、食欲の秋、まもなく開店だ。

<<なび9号より>>

月刊なび8号より 「世陸」の夏、オタクのボクの40年前の衝撃
 投稿日時: 2007/08/01
 いよいよ8月、世界陸上大阪大会が迫ってきた。ボクは、いっこうに伸びないゴルフのスコアが示すような運動オンチなのだが、実は、四〇年来の陸上オタクなのだ。今回は、そんなボクのモノ知り?の一端を披露したい。

 時は三九年前のメキシコ五輪の陸上競技。誰でも思い当たるのは、走り幅跳びのボブ・ビーモンの8m90というとんでもない大記録、そして、初めて背面跳びを披露したフォスベリー。だが、男子200mで、世界新で金を獲得したトミー・スミスと銅メダルのジョン・カルロスが、表彰台で黒手袋をつけ、靴を脱ぎ、黒いストッキングで、星条旗に拳を突きつけ、即座にメダルを剥奪され、選手村を追放されたことを知っているだろうか。高一だったボクは、テレビを見てて仰天してしまった。その事件以前の、円谷幸吉の自殺がきっかけで、ボクの陸上オタクが始まるのだが、それにしてもに驚いた。オタクのボクは、後に、実は、この表彰台で銀メダルだった白人の豪州選手もこの抗議行動を支持し、人権バッチをつけて表彰台にあがったことや、あのビーモンも黒いソックス姿で、また、400m走で金銀銅を独占した米国選手などは、揃って黒いベレー帽をかぶり、拳を突き出したこと等々を、数年後に知った。その頃、ボクの日課は、狭山事件のデモや署名活動だった。
 あれはもう、いや、まだ四〇年前の出来事だ。世界で、日本で、人々は差別というものを熱く語り、そして行動した。行動の是非はともかく、トミーたちは、トップアスリートで、ソーシャリスト(社会運動の参加者)だった。それが、何とも心地よい。この夏、ボクの誘いに乗り、酔って、ボクをトミーなどと呼んだら要注意。二日酔い間違いなしですゾ。

<<ナビ8号より>>

月刊なび7号より もうひとつの全国ホームレス調査
 投稿日時: 2007/07/01
 この一年、ボクは、厚生労働省とは違う、市民中心のホームレス全国調査に参加してきたが、その報告書ができあがった。読んでいるうちに、えも言われぬ緊張を覚えた。
 報告書の圧巻は3ヶ所ある。1つは、ホームレスと言われる人々の等身大を1「野宿直前のSOS状態の人」、2「いま野宿している人」、3「支援施設に一時的に救出された仮住まい状態の人」、4「野宿を脱出したが、未知の生活環境に戸惑っている状態の人」、総じて「ホームレス経験者」と、実にリアルにとらえていること。2つめは、ホームレス支援法から5年、野宿を脱出した人の2/3は行政や市民活動の支援によるが、とくに市民活動の、法や制度に頼らない「創意工夫」に負うところが大きいことをキャッチしていること。3つめは、いま野宿している人、かって野宿していた人との対話をふんだんに記載しているが、そこに、かれらの「とまどい」が率直に表現されていること。
 この10年、大阪市は西成のまちづくりにほんとうに熱心だった。5年前ホームレス支援法もできて、恥ずかしい話だが、ボクは有頂天になってた。それが、去年から、手のひらを返したように・・・という言葉そのままの冷たい対応だ。憤慨もしたし、いまもそうだ。だけど、いまは・・いい勉強をさせてもらったと実感している。ボクは、全国の市民活動に、「創意工夫」という「ものの始まり」を直感し、ホームレスの「とまどい」に「ことの始まり」を察した。それが、ボクの緊張の正体だが、武者震いに近い。やっぱり、法や制度でも、社会運動でも、借り物はダメだ。なるほど、この報告書のタイトルは『もうひとつの全国ホームレス調査』だ。
<<なび7号より>>

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